掃除機に吸い込まれる
小さなゴミのカラカラという音
テーブルには 無造作に並んだ2つの腕時計

布団を干して 何もないベッドに
おろしたてのシーツを広げ
その少しひんやりしたシーツの上に
ドサッと横になる
舞い上がり 光に照らされて光る
無数のホコリたちをぼんやりと眺める

空の上の方は風が強いのか
雲が少し早く流れていく
そして かすかなコーヒーの香り

「お疲れさま コーヒーを入れたよ」
聞き慣れた 心地よい彼の声

    close my eyes
    happiness imagination
    I belong to him

少しだけ現実から離れた私は 幸せの中




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